アプリの中にhtmlファイルを持ち、それをWKWebViewで表示する方法です。iOS8向けです。iOS8のWKWebViewではhtmlファイルがロード可能なところにファイルがないと読み込めないので、その場所にコピーする手間が生じます。iOS9ではその必要はありません。ここで想定している規模は、ベースとなるhtmlの他に画像ファイルが何点かある場合です。向いているのは、文章と画像が中心のもので、ブラウザにレイアウトを任せたいものです。例えばアプリの使い方の説明などがあるでしょう。 関連するファイルのかたまりを管理するstruct これは、ひとつのページに関連するファイルをまとめて扱うためのstructです。この記事はひとつのページに画像が数点あるようなものを想定しています。 struct FileList { let baseHTML: String let includedFiles: [String] } baseHTMLは拡張子が.htmlのファイルです。 includedFilesはそこに含まれる画像ファイルなどの配列です。拡張子も含めます。 ViewController WKWebViewインスタンスを作成し、viewにWKWebViewインスタンスを貼り付けます。 上で定義したFileListのインスタンスを作り、load(fileList: , tempName: )を呼びます。 load(fileList: , tempName: )は後で説明します。 class ViewController: UIViewController { let webView = WKWebView() override func viewDidLoad() { super.viewDidLoad() webView.frame = self.view.frame self.view.addSubview(webView) let fileList = FileList( baseHTML: "test.html", includedFiles: ["Image.png&